野村AMが運用するDC専用ファンドの信託報酬が引き下げられます

つみたて次郎です。

野村アセットマネジメント㈱より、DC専用ファンドの一部商品について信託報酬引き下げが発表されました。

外部リンク…確定拠出年金向けファンドの信託報酬率引き下げについて

下記14本のファンドが対象となります。

ファンド名 変更前 変更後
野村国内債券インデックス・ファンド・NOMIRA-BPI総合(確定拠出年金向け) 0.1728% 0.1296%
野村DC国内債券インデックス・ファンド・NOMIRA-BPI総合 0.1728% 0.1296%
野村国内株式インデックス・ファンド・TOPIX(確定拠出年金向け) 0.2052% 0.1512%
野村DC国内株式インデックス・ファンド・TOPIX 0.2052% 0.1512%
野村外国債券インデックス・ファンド・NOMIRA-BPI総合(確定拠出年金向け) 0.2268% 0.1512%
野村DC外国債券インデックス・ファンド・NOMIRA-BPI総合 0.2268% 0.1512%
野村外国株式インデックス・ファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け) 0.2376% 0.1512%
野村DC外国株式インデックス・ファンド・MSCI-KOKUSAI 0.2376% 0.1512%
マイバランス30(確定拠出年金向け) 0.2376% 0.1512%
マイバランス50(確定拠出年金向け) 0.2484% 0.1512%
マイバランス70(確定拠出年金向け) 0.2592% 0.1512%
マイバランスDC30 0.2376% 0.1512%
マイバランスDC50 0.2484% 0.1512%
マイバランスDC70 0.2592% 0.1512%

 

同じようなファンドが名称違いで2本ずつ揃っているので、実質的には7種類のファンドについて引き下げといえそうです。

日本債券ファンド2本を除けば一律で税込0.1512%(税抜0.14%)まで引き下げられており、かなり大胆な内容になっています。

今回の発表により日本債券・日本株・先進国債券についてはDC向け以外も含めて信託報酬最安値になりました。

マイバランスシリーズ6本も、バランスファンドというジャンルで見れば国内ファンドで信託報酬最安値だと思います。

 

取り扱い金融機関

野村アセットマネジメントが運用しているため、関連企業である野村証券のiDeCoでは上記のうち7種類を取り扱っています。

外部リンク…商品ラインアップ(野村の確定拠出年金ねっと)

野村証券のiDeCoは一定条件(掛金1万以上or残高100万円以上)を満たせば運用管理機関手数料が無料になるので、コスト面ではネット証券と同等まで引き下げることができます。

その他手数料の安い金融機関で絞ると、イオン銀行のiDeCoマイバランス30(確定拠出年金向け)マイバランス50(確定拠出年金向け)マイバランス70(確定拠出年金向け)に投資できます。

また、SBI証券iDeCoのオリジナルプラン(旧)では野村国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合(確定拠出年金向け)野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)に投資できますが、前者は将来的に除外される予定になっています。

 

 

先進国株式は最安値更新ならず

今回の引き下げで日本株・日本債券・先進国債券の3ジャンルは最安値が更新されましたが、インデックスファンドの激戦区ともいえる先進国株式クラスは最安値に一歩届かないのが惜しいですね。

現在の最安値はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ・外国株式インデックス・ファンド0.11772%です。

ごく普通にポートフォリオを組む場合は先進国株式クラスが主力になることが多いため、ここが最安値がどうかは大きいです。

eMAXIS Slimについてはネット証券含め多くの金融機関のiDeCoで採用されていますし、<購入・換金手数料なし>ニッセイSBI証券のセレクトプラン(新)で採用されています。

参考記事…【iDeCo】4大ネット証券を比較【楽天・SBI・松井・マネックス】

なので今回最安値が更新されたジャンル(日本株・日本債券・先進国債券)を高い比率で組み込まない限り、トータルで見て信託報酬が低くなるケースは少ないと思います。

リスクを抑えるために日本債券を多めに組み込むことは考えられそうですが、そもそもiDeCoなら無リスク資産(定期預金等)にスイッチングできますので、iDeCoにおける日本債券の需要もあまり高くはなさそうです。

 

既存保有者以外への恩恵は限定的

DC専用ファンドとはいえ、かなり大胆な信託報酬引き下げが行われたことは高く評価できます。

ただしDC専用ファンドの場合、金融機関ごとの取り扱い状況に左右されるため、ファンド単体ではなく金融機関ごとのラインナップ全体で考えていく必要がります。

個人型確定拠出年金(iDeCo)に絞ってまとめれば、コスト面で有利になる可能性があるのは下記2パターンくらいしか思い浮かびませんでした。

 

日本株・日本債券・先進国債券の比率が高い
→野村証券※のiDeCo

マイバランスシリーズをメインに採用する
→野村証券※またはイオン銀行のiDeCo

※運用管理機関手数料無料の条件を満たすのが大前提。

 

今回の引き下げを考慮しても主要ネット証券のほうが総合的に見れば有利なケースが多そうですし、他金融機関で利用している人であれば手数料4,320円を払ってまで乗り換えるメリットがある人はほぼいないでしょう。

既存のファンド保有者が恩恵を受けるにとどまり、iDeCoの勢力図を塗り替えるほどのインパクトはなさそうです。

参考記事…【iDeCo】4大ネット証券を比較【楽天・SBI・松井・マネックス】

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