日経平均株価が14連騰!
シーゲル二郎です。
昨日2017年10月20日、日経平均株価が57年ぶりとなる14営業日連続で値上がりし、ちょっとしたお祭り騒ぎになりました。ちょうど今日からお休みなので、利確した人はうまい飯でも喰いに行くのではないでしょうか?
日経平均株価についておさらいすると、日本経済新聞社が独断と偏見まみれで選んだ225社の株価単純平均です。
単純株価平均のため、株価が高い企業のウェイトが高くなるというポンコツ指数です。
NYダウ「一緒だね」
2017年9月29~10月20日における土日を除く14日で上昇しており、それぞれの終値は次の通りです。
日経平均株価終値
日付 | 終値 |
9月29日 | 20356.28 |
10月2日 | 20400.78 |
10月3日 | 20614.07 |
10月4日 | 20626.66 |
10月5日 | 20628.56 |
10月6日 | 20690.71 |
10月10日 | 20823.51 |
10月11日 | 20881.27 |
10月12日 | 20954.72 |
10月13日 | 21155.18 |
10月16日 | 21255.56 |
10月17日 | 21336.12 |
10月18日 | 21363.05 |
10月19日 | 21448.52 |
10月20日 | 21457.64 |
14営業日で20356.28円→21457.64円まで上昇しております。リターンで考えると、約5.4%になります。
株式投資で期待できる年間リターンはだいたい5%なので、1ヵ月足らずで1年分のリターンを得たことになります。
ただし、日経平均株価は株価単純平均になっていて、構成比率が歪です。例えば、たいして大きくないファーストリテイリング(ユニクロ)が構成比率1位で、全体の6.3%も占めています。
仮に今すぐユニクロが倒産したら、今回のお祭りはなかったことになります。
日本市場全体を把握するには、東証一部全体をカバーしているTOPIX(東証株価指数)を見るべきです。上記と同じ期間では、連騰は3日が最大になっており、パッとしません。
最初と最後である9月29日~10月20日の終値を見ると1674.75ポイント→1730.64ポイントとなり、リターンは約3.3%程度にとどまります。
つまり、日本経済新聞社員のダーツの腕前が良かったということになります(嘘)
過去に14連騰を達成したのは、1960年12月21日~1961年1月11日の時だけです。この間では、池田元首相から「所得倍増計画」が発表されています。
池田元首相は、「所得の人は麦、多い人はコメというように所得応じた食事をするべき」という旨のコメントをマスコミに「貧乏人は麦を食え」と拡大解釈され叩かれまくった人です。
参考記事「貧乏人は米を食え」
所得倍増計画とは、10年間で国民の所得を倍増することを宣言した内容です。10年で倍ということで、年間7%の成長を目標としました。
実際は10年間で2.3倍にまで所得は増え、「東洋の奇跡」とまで呼ばれる大成功を収めました。
明日10月22日は第48回衆議院議員総選挙が行われますが、新たな東洋の奇跡を起こしてくれそうな政治家を選びたいですね。
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