【養分】ネット証券の口座開設申し込みが増えているらしい
つみたて次郎です。
直近の暴落のおかげか、ネット証券の口座開設申し込みが増えているようです。
外部リンク…ネット証券、口座開設が急増 株価急落で初心者参入
ようするに「今買えば儲かるんじゃね?」と思っている初心者が多いということですね(煽)
年金2,000万円問題等もあり、多くの国民が資産運用に興味を持ち始めている証拠とも言えるかもしれません。
つみ次郎としても、今回の暴落をきっかけに投資を始めるような人がいれば応援していきたいところですが、懸念すべき点はいくつかありますので、1つずつまとめていきたいと思います。
ある意味ではこれから投資を始める人に水を指すような内容になっていますので、その点はご了承ください。
口座開設はいつでもできる
もし本当に投資するタイミングを伺っていたというのであれば、事前に口座開設して待機することもできます。
最近ではわずか数日で口座開設できるようになっていますが、それでも申し込みに必要な作業は多少ありますし、書類不備や混雑で時間がかかってしまう可能性もあります。
暴落してから「何を買おうかな♪どこで口座を開こうかな♪」なんてやっていたら、待ちに待っていた絶好のタイミングを逃してしまい不完全燃焼な投資デビューになってしまいます。
え?暴落してから何を買うか決めたいからどこで口座開設するかも保留していた?…いきなり初心者がそんな高度な状況判断できますかね?(煽)
投資を始めるまでの意思決定を3つに分ければ投資対象を選ぶ・口座開設先を選ぶ・投資タイミングを選ぶとなりますが、この3つを同時に行うのは容易ではなく、前者2つは事前に用意できるものですから、準備不足であると言わざるを得ません。
もちろん暴落をきっかけに投資に興味を持ち始めた→投資家デビューというやむを得ないパターンもありますが、わずか1ヶ月くらいの準備期間でそれが行われるのは逆に勇み足といえるかもしれません。
いずれにせよ、このように紐解いていくと暴落時に口座開設数が増えるというのはあまり好ましいとは言えません。
↓↓広告の下に続くウサ~🐇
今始めたらしばらく含み損が続く
底打ちの予兆も見えつつありますが、コロナウィルスによる世界的な不況もいつまで続くか見通しは立たず、まだまだ先行きは暗いです。
つまりこれから投資を始めた人は、しばらく含み損を抱え続ける可能性が高いということだウサ~🐇
もっとも、積立投資であれば暴落時に積立開始→すぐに反発というのはあまり好ましいシナリオではありませんので、ズルズルと下落し続ける相場はむしろ歓迎したいところです。
ただ、理屈でそれが分かってたとしても、実際に心穏やかでいられるのはつみ次郎を含めたごく一部の人のみです(ドヤ顔)
今回の暴落でも、それなりの投資経験者が狼狽売りというドラマを繰り広げていますからね(煽)
すぐに反発するのであればそれなりの額を一括投資しないと意味がなく、下がり続けるなら含み損という名の洗礼を浴びせられる…どちらに転んでも歯痒いですね。
タイミングを見て投資デビューするというのはそのような状況に自ら飛び込むということですが、その覚悟はしっかりできているでしょうか?(煽)
暴騰時に増えるよりはマシ
ここまで辛辣な感想をまとめてきましたが、逆に相場が好調な時に口座開設数が増えるよりははるかに健全な動きではあると思います。
今回のニュースに対して「まだまだ暴落するのに今から始める養分w」という人はそのような時も「こんな天井で投資始める養分w」とか言ってそうですね(笑)
天井で掴んで失敗よりは、落ちるナイフを掴んで失敗のほうが100倍マシでしょう。
市場の前では、初心者も上級者も等しく養分候補に過ぎません(哲学)
上昇相場ではイケイケどんどんで追加投資しがちですから、失敗した際の勉強代もマシマシです(爆)
前述したとおり、もし今後長期的な下落が続くのであれば、今が絶好の積立投資タイミングとなる可能性もありますし、これから投資を始める人がうらやましいと思う部分もあります。
さらに言えば、もし今手持ち資産を一括投資できる度胸があれば、6年前に投資を始めたつみ次郎とさほど変わらない水準からスタートできるわけですからね(辛)
まぁそれは難しい話のなので、一括投資・積立投資に関係なく暴落した今がチャンス!という発想はあまり意識しすぎないほうがよいかもしれません。
少なくともつみ次郎のように長期バイアンドホールドを信条とするなら、そもそも投資するタイミングを伺っていたことを恥じるべきです(原理主義者)
いずれにせよ、結果論として今が絶好のタイミングだったという可能性は十分ありますので、これから始める人はそれを心の支えにすれば救われる時が来るかもしれません。
ようこそ、投資の世界へ
(プロローグ終了)
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麻生次郎