投信1本でも分散効果あり。本数ではなく中身で判断しよう。

つみたて次郎です。

投資信託に関する記事があったので紹介します。

外部リンク…投信2本でも分散投資の効果 相性のよい組み合わせは(NIKKEI STYLE)

相関係数の低い2つの投資信託を組み合わせることでリスクを抑えられるという内容になっています。

具体的な例として、グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)フィデリティ・日本成長株・ファンドを7:3の割合で保有することでリスクを抑えつつ良いリターンを得られたという結果が出ています。

しかし上記組み合わせでは、前者では債券全般・後者では日本グロース株しかカバーできておらず、本来の分散投資という意味では少し心細いです。

株式+債券という王道な組み合わせにはなっていますが、この2本だけでポートフォリオを組むのはそれなりの根拠が必要になりそうです。

また、タイトルでは「2本でも分散投資」と記載されていますが、本来投資信託というのは本数に関係なく分散投資が可能になっている金融商品です。

2本を組み合わせずとも1本で十分な分散投資が可能になっている商品も多数あります。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドであれば1本で世界中の株式や債券に投資できますし、8資産均等型のバランスファンドであればREIT含めた国際分散投資が完了します。

逆に大量の本数を持っていたとしても、その中身が同じような物であれば分散投資という点で見れば意味はほぼありません。

これ投資信託だけでなくETFでも同じですね。逆に個別株等の場合は保有銘柄数自体が大きな意味を持つようになります。

ようするに分散投資を得られるかどうかというのは投資信託の本数ではなく、実質的に所有することになるポートフォリオの中身次第ということになります。

 

 

例えば8資産均等型のバランスファンドであれば、次の8つの資産を同額ずつ保有していることに等しいです。

さらにこの8項目の中には無数の個別銘柄が存在しています。

保有する投資信託はたった1本でも、何百何千という銘柄に間接的に投資することができています。

確かに相関係数の低いファンドを複数組み合わせることでよりリスクを抑えたポートフォリオを構築することは可能かもしれませんが、投資信託が「誰かに運用してもらう」ためのツールと考えると少し不自然です。

インデックスファンドならばともかく、アクティブファンドであればファンドマネージャー等の裁量で資産が運用されています。

もしファンドAとファンドBの相関係数が低かったとしてもそれは偶然かもしれないし、大きな運用方針の変化があればその前提が崩れてしまうかもしれません。

そして何よりファンドAとファンドBを運用する人たちは、それぞれの相関係数が低いという事実を知らない又は知っていたとしても意識して運用することはありません。

アクティブファンドはあくまで別々の商品として投資を検討するべきだと思います。

相関係数を意識して分散投資を行うのであれば、インデックスファンドのほうが適任でしょう。

個人的には相関係数を意識して組み合わせ比率を調整すること自体に疑問があり、株式と債券の逆相関効果などもあまり信用していません。

最近ではあまり話題にならなくなったレバレッジポートフォリオも、株式と債券の逆相関性を最大限に活かした戦略でしたが、金利上昇に伴う債券ETF下落により多くの人が撤退しています。

レバPF自体が悪い戦略だとは思いませんが、多くの人は「株式と債券が同時に下落」という恐怖に耐えることができないのかもしれません。

どれだけ念入りに精査しても、自分が選んだファンドや個別株ばかりが大きく下落してしまう可能性は避けられません。

分散投資がリスクを軽減するのは間違いありませんが、その軽減効果が納得できるものになるかどうかは未知数である以上、過剰な期待は禁物です。

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分散次郎

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