年利7%以上を確実に得る方法なんて存在しない!

シーゲル二郎です。世の中には、無数の胡散臭い金融商品が存在しますが、うたい文句が、高リターンであり、1年間で2倍だとか10倍だとかいう嘘が平気で流れています。

失礼、嘘ではないのかもしれませんが、だとすれば宝くじなら1年といわず数日で100万倍くらいになるので、宝くじを買うほうがいいでしょう。

要するに、1年間で2倍というのはただのギャンブルです。もちろん、ずっと増やし続けることができる人もいますが、じゃんけん大会の優勝者みたいなもので、その背後に無数の敗者がいることを忘れないでください。

世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェット氏のリターンは年利22%なのですから、年利200%がいかに馬鹿らしいことか分かります。

200年ほど続く株式の歴史では、どの国で見ても安定して年利5%~7%ぐらいのリターンを得られることが判明しているので、楽観的に見積もっても平均年利7%ぐらいしかリターンを得ることができません。このリターンは、インデックス投資をすれば誰でも勉強せずに得ることができます。

逆に言えば年利7%を超えようとすれば、血のにじむ努力と才能と運が必要であるということになります。

もちろんこの年利7%は、長期間保有していたリターンの平均がであり、1年や2年の間では半値になってしまうリスクもあります。目安としては、20年以上の長期保有が前提です。

世の中の金融商品で、「年利7%!ただし20年以上投資してくれた場合」なんてしょぼい広告では、誰も興味をもってくれません。しかし、これが株式投資の現実なのです。

現実では誰も興味を示さないから、ありもしない幻想を見せて投資家からお金を巻き上げるのです。

現在の金融理論で最高の投資方法がインデックス投資であり、期待リターンが年利7%と予想されているのですから、これを超えることがいかに難しいかは、高卒のシーゲル二郎でも理解することができました。

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