配当生活は幻想だ!
シーゲル二郎です。長期投資家の中には、いずれはセミリタイアして、配当金だけで生活したいなという人がいます。しかし、これは難しいことです。バフェット太郎氏の外部記事を載せておきます。
外部リンク「セミリタイアしてしまった投資家の未来と本音」
人生何が起こるか分からないから、セミリタイアはするべきではないという趣旨です。
しかし、私はセミリタイアが悪いことだとは思いません。シーゲル二郎も、働き始めてまだ数年ですが、お金さえあれば今の仕事を辞めたいです。(笑)
バフェット太郎氏の考えは、投資家という立場だけを考えれば正しいですが、我々は投資家であると同時に人間です。労働から解放され、資本家になるのが最大の目的なのではないでしょうか。(解放されたい)
シーゲル二郎が配当生活が難しいと感じるのは、バフェット太郎氏とは少し違う視点からです。例えば、晴れて億り人になったとして、配当利回り5%だとして1億円では500万円だし、税金を引かれたら400万円です。実際はもっと低いでしょう。年間400万円でも、シーゲル二郎にとってはとてつもない大金ですが、億の資金を作った投資家の対価が年間400万円では悲しすぎます。決して贅沢できる水準ではありません。
しかし、1億円の株式を少しずつ売却すれば、当たり前ですが1億円手入れることができます。もちろん全部売ってしまったら配当金は得られないので、自分の寿命を計算して少しずつ売っていけば、人生で使えるお金は最大になります。理想は、全て売り切ったときに寿命を全うすることです。
ようするに、1億円の株式本体も、タイミングを見て売却しなければならないということです。もし本当に配当金だけで生活するという人は、その財産を残してこの世を去るということですから、自分の子や、孫にまでその株式を相続することになり、次の代で食いつぶさないように、金融の教育をしなければなりません。実際超お金持ちの人は、自分の一族繁栄のため、次に財産を残すことを視野に入れて資産を運用しています。(財団を作ったりとか)
本当に貯めた株式に一切を手を付けず配当金だけで生活するなら別ですが、大体の人は自分や夫婦の老後資金のはずです。せっかく築いた資産を残してこの世を去るなんて、もったいないと思います。
配当生活は、おのずと売却生活にもなってしまうということです。そのため、出口戦略をしっかり考えていかなければなりません。