バリューとグロース・個別株とETF

つみたて次郎です。

世の中には様々な投資戦略がありますが、バリューとグロースに大きく分けることができます。

 

バリュー株…不人気で割安に放置された株を保有し、市場が正しく評価するまで待つ

グロース株…成長性に優れた企業を保有し、成長が鈍化するまで保有し続ける

 

上記2つの概念は非常に深いので、人により解釈は異なると思いますが、つみたて次郎としてはだいたいこんな感じだと思っています。

そして、従来株式投資といえば個別株投資でしたが、近年ではETF(上場投資信託)というツールを使い、個人投資家でも簡単に分散投資が可能になっています。

 

個別株…文字通り単一銘柄に投資。信託報酬はゼロ。

ETF…投資信託の様に複数銘柄のセット。信託報酬がかかる。

 

これらの概念を考えると、ざっくり次の4パターンの投資方法にたどり着くことができます。

 

①バリュー株 × 個別株

②バリュー株 × ETF

③グロース株 × 個別株

④グロース株 × ETF

 

米国株ブログ村では、①と④を組み合わせている方が多いように感じます。

バリュー株は比較的安定銘柄が多く選びやすいので個別株、グロース株は銘柄選定が難しいからETFで分散という発想だと思います。

 

しかし、バリューとグロースという投資法を突き詰めると、ETFでは物足りなく恐れがあります。

 

バリュー株…企業業績と株価を照らし合わせて割安株を見つけるので、個別に選んだほうが効率が良い。

グロース株…決算結果が重要なので、期待できなくなった銘柄を個別に切らなければならない。

 

バリューとグロースという投資戦略は、言ってしまえば市場平均(=インデックス)に勝つための戦略です。

そのため、基本的にはETFのような分散投資との相性は良くありません。

従来の概念通りであれば、インデックスのように半永久的なバイアンドホールドをすることはできないため、部分的に売却できないETFだと足枷になる恐れがあります。

ちなみにバンガードからは、バリュー及びグロースに特化したETFが登場しています。

バンガード・米国バリュー(VTV)
バンガード・米国グロース(VUG)

この2つの中身は、足すとちょうど市場平均になるようなバランスになっています。

つまり、市場のうち割安なほう半分をVTV、残り半分をVUGとして固めたような内容です。

ですがこれだけでは、正しいバリュー株投資及びグロース株投資とは程遠いといえます。

バリュー株を保有するだけではバリュー株投資ではないし、グロース株を保有するだけではグロース株投資とはいえないでしょう。

結局のところ、バリューもグロースも極めるなら個別株でやるべき投資戦略でしょう。

したがって、「バリュー株なら個別株」「グロース株ならETF」のような主張は、個人的に違和感を感じます。

さらに最近では、フィリップモリス(PM)の大暴落を受けて、「高配当株ならETF」という流れが来ているようです。

高配当株はバリュー株の仲間ですので、このままでは「バリュー株もETF」になってしまうかもしれません。

これまでの上昇相場では、適当に個別株を選んでもよいリターンを得ることができたかもしれませんが、今後訪れるかもしれない下落相場では「誰がより負けないか」という残酷なレースを競い合うことになります。

下落相場ではみんな余裕がなくなりますので、いかなる時も平均の負けで済むETFの存在が輝いて見えるのかもしれません。

個別株よりもETFが選好されていく傾向は、今後しばらく続くかもしれません。

上昇相場で個別株に手を出す→下落相場で耐えきれずETFに切り替えという悲しい光景も今後見る機会が増えそうですので、自分の戦場をしっかり見据えて投資を続けていきたいですね。

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バリュー次郎

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