ユニリーバ(UL)分析

シーゲル二郎です。

今回は、ユニリーバ(UL)を分析していきます。

P&Gに次ぐ超巨大日用品企業です。日本でもかなり有名ではないでしょうか。

 

連続増配…?年

S&P格付…A+

採用インデックス
・S&Pグローバル100

 

米国企業ではなく、イギリスとオランダ両方に法人がある二元上場企業です。ヨーロッパの企業では珍しくはないですが、少し不思議ですね。

また、それぞれロンドン証券取引所とアムステルダム証券取引所に上場しているうえ、ADRという形でニューヨーク証券取引所にも上場しているので、ティッカーがたくさんあります。まとめると次の通りです。

法人名 自国 NY(ADR)
ユニリーバPLC(ロンドン本社) ULVR UL
ユニリーバNV(ロッテルダム本社) UNA UN

 

日本人が投資できるのは、ADRであるULとUNのみです。基本的には両方とも同じユニリーバなので差はありませんが、本社所在地が別々なので、配当金にかかる源泉徴収が違ってきます。

通常の米国本社の米国株であれば、源泉徴収は一律10%が配当金から引かれ、そこから日本で約20%引かれて投資家の手に渡ります。

ADRの場合は、本社所在地によって変わり、オランダの場合は15%、イギリスの場合は0%です。つまり、イギリス本社のADRであるULを買ったほうが基本的には有利です。そのため、この投稿記事ではUL株を使って分析していきます。

 

世界的に見れば、日用品と食べ物半分半分で構成されています。同じく日用品巨大企業のP&Gと比べて、食品の割合が高いのが特徴です。

P&Gももともとは食品やお菓子を販売していました。筒状のポテトチップス「プリングルス」を発明しましたが、現在はケロッグ(K)に売却し、日用品に集中しています。

日用品専門のP&G VS 食料品も売るユニリーバ の図式です。

有名ブランドは次の通りです。

ジャンル ブランド名
シャンプー ラックス
ボディケア ダヴ
台所用洗剤 ジフ
インスタントスープ クノール
紅茶 リプトン
アイスクリーム マグナム
マーガリン ラーマ

 

とんでもないブランドが多数並んでいます。シーゲル二郎は日用品ブランドに興味ありませんが、クノールやリプトンはよく目にするのではないでしょうか。また、日本ではあまり見かけませんが、アイスクリームも非常に有名です。

スキンケア、デオドラント、調味料、紅茶、アイスクリームで世界トップシェアです。市場シェアを重視するシーゲル二郎にとっては天国のような事業ポートフォリオです。

 

スーパー多国籍企業です。世界中に日用品と食品をばらまいております。また、その他の大半は新興国であり、今後の成長余地も十分あります。ユニリーバに限らず、欧州本社企業は自国のマーケットが小さいので、海外進出をせざるをえません。そのため、このような素晴らしい多国籍展開ができている企業が多いです。

 

※今回のグラフは全てはドルではなくユーロですのでお気をつけください。

リーマンショックで多少へこんでいますが、それを除けば安定しています。。売り上げも緩やかに右肩上がりで美しいです。

 

2014年と2015年はまさかの営業CF=フリーCF。そのせいで逆にグラフが美しく見えません。とはいっても、事業維持に必要な投資CFがないのは素晴らしいことです。

営業CFマージンは、10%前半で推移しており、15%以上をキープしているP&Gに比べて物足りません。

 

非常に美しいグラフですが、実は2009年は減配しています。しかし、あくまでグラフはユーロの場合です。ユニリーバの場合はポンド、ユーロ、ドルの通貨に関係するので、為替によって連続増配が難しいこともあるでしょう。

このグラフの美しさを見れば連続増配なんて何の意味のない数字です。

 

線が重なってしまいましたが、両方とも30%前後で横ばいです。非常に退屈で美しいです。

 

現時点情報(2017/9/4)

株価…58.29ドル
配当利回り…2.84%
連続増配…?年

2017年の爆上げは、米国食品大手のクラフト・ハインツ(KHC)が買収を持ち掛けたためです。たった2日で白紙になりましたが、株価は戻っていません。

配当利回りは3%を切っていて、割安とは言えないでしょう。

P&Gと比べると、営業CFマージンが低めで、高収益とはいえません。しかし、保有ブランドや、グラフの退屈具合を見ていればそんな懸念も吹き飛びます。ADRというのもまた好都合で、イギリス本社のため源泉徴収はかからないし、米国企業ばかり持っている人には地域分散ができるので、痒いところに手が届く銘柄だと思います。(ULの場合はね)

シーゲル二郎は現在米国株オンリーの投資信託しか持っておりませんが、本当はADR銘柄もめっちゃ欲しいです。本社が米国かどうかなんて関係なく、世界中で展開している優良企業であれば、別にイギリスだろうが日本だろうが構いません。ただ、現状割合では最も米国が高いし、投資しやすい環境が整っているから消去法で米国を選んでいるにすぎません。

あまり高収益でないのも、P&Gに次ぐ業界2番手なのも、投資家のリターンとは関係ありません。自分のテリトリーをしっかり持って稼ぎ続けるユニリーバは、長期で報われる企業だと思います。

 

ユニリーバ(UL)分析” に対して 2 件のコメントがあります

  1. マーソンスチュアート より:

    ULの分析参考になりました。
    来年の妻用現行nisa はULかPGにしようかと迷ってます。今年はスミス&ネフューに投資しました
    スミス&ネフューに投資したのは妻が看護師で
    かなり将来有望だというので投資しました。
    これからもブログ楽しみにしてます。

  2. シーゲル二郎 より:

    つたない記事ですが参考にしていただきありがとうございます。今後もハイペースで更新していくのでよろしくお願いします。

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