スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)

シーゲル二郎です。

今回は、スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)を分析していきます。

電動工具の製造メーカーで、世界トップシェアです。

 

連続増配…49年

S&P格付…A

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

連続増配49年で、今年12月の決算を無事乗り切れれば配当王になります。いわば、貴族から王へのカウントダウンが進んでいます。

事業内容の6割以上が電動工具用品や、収納用品になっています。電動ドリルなどが有名です。

2010年に、スタンレー社がB&D社を買収したため、社名が長いです。事業規模では、スタンレー社のほうが小さかったので、自分よりも大きな企業を買収したことになります。

半分以上を分社化したアボット・ラボラトリーズの真逆ですね。このような大胆な戦略を実行できるのも、米国企業の機動力の高さを物語っています。

 

海外売上比率は半分近くで、多国籍展開は十分です。電動工具類の世界シェアは3割近くあり、トップです。世界第3位は日本のマキタ社です。事業規模にそれほど大きな差はなく、数社で寡占市場を形成しています。

 

2010年のB&D社買収後は、急激にグラフが伸びています。まぁ自分より大きい会社を買収したのですから当然ですね。

 

投資CFはそこそこ必要のようですが、営業CFが安定しているので美しいです。営業CFマージンも、買収後は伸び続け、現在は13%ほどです。

 

利益はばらついていますが、配当性向は低めなので、配当王になってからも増配は問題なさそうです。利益も今後増収増益が見込まれており、増配率も期待できそうです。

 

自己資本比率は大型買収がありましたが、一定で美しいです。ROEは直近下がっていますが、今後は回復しそうです。

 

現時点情報(2017/8/30)

株価…139.01ドル
PER…17.81倍
配当利回り…1.81%
連続増配…49年

きれいな右肩上がりです。配当性向が低いので、配当利回りは2%を切っています。PERは18倍と、やや割安な印象を受けます。

今日まで社名すらまともに知らなかった企業でしたが、優良企業でびっくりしました。2017年3月にも「クラフツマン」というよくわからない名前の工具ブランドを買収しており、事業拡大に積極的です。大型買収を経験しているにもかかわらず、利益、フリーCF、自己資本比率ともに変動は緩やかで、ゆっくり改革が進んでいます。

電動工具類は、一歩間違えれば大ケガにつながりかねないので、品質と信頼性が何よりも大事です。そのため、コモディティ化の進みづらい領域なのではないでしょうか。また、勝手なイメージですが、工具類と聞くと職人気質な人が使う感じなので、お気に入りのブランドをずっと使い続けそうです。

電動工具類もホームセンター同様、米国内の住宅事情に左右される部分がありそうですが、こちらは世界中に道具を売っているので、影響は限定的だと思われます。

バリュエーションにも問題なく、これから配当王に加わる銘柄として不足のない優良企業でした。

 

 

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