半年遅れでやっとつみたてNISAに採用されたSmart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型)について
つみたて次郎です。
2018年8月20日より、つみたてNISA対象商品として下記の3商品が追加されました。
・Smart-i 8資産バランス 安定型
・Smart-i 8資産バランス 安定成長型
・Smart-i 8資産バランス 成長型
8資産という名前がついていますが、8資産均等型とは大きく異なる資産配分ですので、概要については別途分析記事をご覧ください。
参考記事「Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型)分析」
為替ヘッジ有の先進国債券を組み込んでいるなど癖は強いですが、信託報酬は非常に低く優秀なバランスファンドです。
今回の趣旨は投信の内容ではなく、つみたてNISAに採用されたタイミングについてです。
上記3商品の新規設定日は2018年3月27日となっており、登場から半年近くも経過しています。
基本的につみたてNISAの採用条件を満たしているインデックスファンドは、新規設定日と同時につみたてNISA対象商品になっている物がほとんどなため、かなり不可解な状況です。
Smart-iシリーズの運用会社はりそなアセットマネジメント㈱ですが、同社にとっては低コストファンドという位置付けのシリーズであり、つみたてNISAでも積極的にアピールしていきたいはずです。
インデックスファンドであれば、特定の条件(ベンチマークや信託報酬)を満たしていれば申請は難しくないことから、半年も放置していたのは全く理解できません。
特にバランスファンドにおいては、総資産額がなかなか積みあがりにくいことから、初動が遅れたというのは極めて大きな機会損失です。
そのせいか、新規設定から半年近くたった現在でも総資産額はそれぞれ1千万円前後と残念な状況です。
投信のポテンシャルは非常に高いだけに、とてももったいないと思います。
低コストなインデックスファンドは、多くの人にとってつみたてNISAで保有していくのが最も合理的である以上、つみたてNISAに採用されているかどうかは極めて重要な分岐点です。
りそなAMの思惑は分かりませんが、運用会社と個人投資家両方の利益のためにも、条件を満たした商品はすぐつみたてNISA対象商品に追加できるような仕組みを確立してほしいところです。
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つみたて次郎