なぜS&P500ではなくNYダウなのか?①
シーゲル二郎です。
米国株のインデックスに投資をする場合、S&P500が非常に有名です。S&P500とは、スタンダード&プアーズが定めた米国を代表する500社の時価総額平均であり、米国全体の約80%を占めます。
世界的にも非常に重要視され、米国経済を表す指標となります。あれ、どこかで聞いたことありますね。
少し前までは、NYダウが最重要視されていましたが、最近では影が薄いです。(日本ではNYダウがまだまだ現役ですが。)
NYダウは、たった30社からなる指数なので、米国全体を全然反映していません。時価総額も、米国全体の25%程度だし、銘柄のバランスも良くないです。
ですがシーゲル二郎は、NYダウに投資をしています。
S&P500連動の投資信託がそもそも少ないというのは秘密です。
9/28追記 iFree S&P500インデックスや、楽天VTIなどの選択肢が増えてきました。
NYダウにしかない魅力も多くあります。長くなりそうなので、ここでは概要だけ説明します。
まずNYダウは、財政基盤が強く、高収益の優良企業の中から選ばれています。
現在の顔触れは、コカ・コーラ、アップル、IBM(笑)などのスーパースターが並んでいます。また、アメリカを代表する企業なので、時価総額の大きい超大型株が大部分を占めます。
S&P500に比べて、企業の実力を重視していて大型株に偏っているのが特徴です。世界を支配する多国籍企業に投資したいシーゲル二郎にとっては、ぴったりの銘柄群です。
また、シーゲル氏の調べでは、今までの歴史では、S&P500よりもリターンが高かったという大義名分もあります。長いので続きは次回にします。
〇1957年~2003年トータルリターン
・S&P500…年利回り11.18%
・NYダウ…年利回り12.00%