無配当グロース株は含み損になったら価値ゼロなのか?

つみたて次郎です。

最近では、無配当株VS高配当株の議論が活発に行われています。

低配当株と中配当株も忘れないでください

つみたて次郎は高配当株派の立場ですが、個別株を一切持っていない・配当金というキャッシュフローは必要としていない点という異端児です。

そんなことで、多くの高配当株派ともそりが合わない一匹狼的な次郎です。

そして今回のタイトルは、高配当株派がたまに主張している意見の1つです。

 

無配当グロース株は含み損になったら価値ゼロ

 

配当が出る株ならずっと持っているだけでリターンを得られるけど、無配株の場合は値上がりしなかったら意味がないというような意味かと思われます。

これは高配当株派(自称)のつみたて次郎は到底納得できません。

まずこの発言は、次の2点で問題があります。

 

①無配株ホールドと配当金再投資は理論上全く同じ

上記発言をしている方の多くは、併せて配当金再投資も肯定している人が多いです。そして配当金再投資をするということは、その投資している配当株の損益によってリターンが決まるということです。

無配株が下がったら終わりならば、配当金再投資してもプラスにならなければ終わりでもあります。

また、配当金が利益確定の役目を果たすという意見もありますが、これは「毎月分配型投信なら損した時のダメージが少なくて済む」と同じくらいの主張です。

配当金を再投資するとしてもしないとしても、筋の通らない理屈です。

これが通ってしまうなら、楽天VYMも現在の価値ゼロになってしまいますからね(笑)

 

 

②配当金がずっと継続されるという仮定

高配当株派の多くは、安定して配当金を出せるディフェンシブ株を好んでいます。(個人的にはディフェンシブに特化するのはあまり好きではない)

単純に考えれば、配当利回り3%の銘柄は、30年超保有すれば元が取れそうです。課税やインフレを考慮すると40年くらい必要でしょうか?

しかしこれは、配当金が未来永劫継続される前提の皮算用です。

もちろん皮算用にならないように連続増配年数や配当性向をチェックしているのだと思いますが、それでも確実ではないし、だからこそ複数銘柄に分散投資しているのではないでしょうか?

そして高配当株派にとっては、減配した銘柄は叩き売りするべしという風潮もありますから、売った時点で配当金再投資後のトータルリターンがマイナスだったのなら価値ゼロどころかマイナスだったという結末で終わります。

 

まとめ

世間の大人が言わないようなので、私が代わりにお伝えします。

 

無配当株だろうが高配当株だろうが最終的に含み損なら価値マイナス

 

投資家の一番大事な目的は、いかに税引後のトータルリターンを増やせるかであり、それ以外の目的はオマケです。

無配当株が含み損になったら価値ゼロというのは確かに正しいですが、高配当株だって含み損になったら価値ゼロなのですから、明らかにミスリードを誘う説明です。

正確に言えば、「自分が売却する時点で含み損だったら終わり」ですね。売却するのが10年後なら、極端な話その途中における含み損や含み益は大きな意味を持ちません。もちろん配当金もね。

そもそも個別株投資家は、自分の投資先が全て価値アリだと思っているのでしょうか?

確かにトータルで見れば株式や債券のリターンはプラスかもしれないけど、個別で見ればとんでもない問題児が混ざっているし、それらを完璧に避けることなんて不可能です。

ポートフォリオ全体でリターンを得るのが投資家であり、個別に見た成績にいったい何の価値があるのでしょうか?

そもそも特定の銘柄群を不当に批判する人は、「自分のポートフォリオに問題児はいない」という驕りが透けて見えてしまいます。

バリューとグロース・高配当と無配当、いずれも絶対正義ではありませんから、片方が良くて片方が悪いという論調は建設的ではありません。

このいずれかを否定するということは、その中間であるインデックスへの否定にもつながります。

ほんとに無配当株が問題児だらけなら、S&P500も不純物が混ざりまくった欠陥指数という結論になりかねません。

グロース株は全否定するのにインデックスを肯定するのは筋が通りません。

その点つみたて次郎は、長期投資においては明確にバリュー及び高配当が有利であると考えていますので、S&P500ではなくVYMVTVを高く評価しています。

その意味では巷の高配当株派よりも過激派かもしれません(笑)

とはいえ、無配当株派の主張も十分理解できますし、大切な情報源としてリサーチも行っています。

大事なのは、賛成派反対派問わずたくさんの意見を取り入れて、その中で自分がどう考えていくかではないでしょうか?

投資に限りませんが、何事も長所短所の両方を把握してこそ正しい理解ではないかと思います。

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グロース次郎(あまり成長はしてない)

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