マルボロ吸ってない奴がフィリップモリスに投資していいのか?

マルボロ二郎です(嘘)

シーゲル派に大人気ともいえるフィリップモリス・インターナショナル(PM)は、過去の米国市場で最も良いリターンを叩き出した伝説の黄金銘柄です。(正確にはアルトリアとの分離前)

米国株投資の魅力は、商品やサービスがなじみ深く、自分がしている企業に投資できる点です。

「iPhoneを持っているからAppleに投資する」みたいなことができてしまうので、気軽に株主ごっこを楽しむことができます。

参考記事「iPhone持ってない奴がAppleに投資していいのか?

 

バフェット氏によれば、「理解できない企業には投資しない」とのことなので、自分に身近な企業に投資するのは理にかなっています。

ですが、フィリップモリスを筆頭とする悪徳企業については、少し様子が違うようです。

フィリップモリスは、グローバルタバコ企業でシェア1位を誇る巨大企業です。もともとはアルトリアグループ(MO)という会社と一緒でしたが、2つに分離しています。

アルトリアは米国内でタバコを販売し、フィリップモリスは米国外でタバコを販売するという棲み分けです。そのため、現在もかかわりは非常に深く、売っているブランドも一緒です。

タバコブランで世界トップを誇るのは、「marlboro(マルボロ)」で、そのブランド力は圧倒的です。

出典「Philip Morris International」

一番左がマルボロです。2位に倍の差をつけて圧勝しています。

タバコ市場の勢力関係は複雑ですが、基本的にはフィリップモリス&アルトリアVSブリティッシュ・アメリカン・タバコVS日本たばこ産業という、3大勢力が拮抗しています。

ですが、ブランドだけで見ればマルボロが圧倒的で、いかにマルボロが最強ブランドであるかがよく分かると思います。

タバコ企業は悪徳企業であり、長らく人気がありませんでした。その一方、タバコには中毒性があり、値上げしても販売数が落ち込みにくく、安定した利益を稼ぎ続けました。

そのため、株式投資でのリターンは非常に良いものになっています。米国株ブロガーの中でも、多くの人が保有しています。

ですが不思議なことに、「マルボロおいしいからフィリップモリスに投資してる」という人があまりいないような気がします。

むしろ、禁煙者の方のホルダーが非常に多いです。「迷惑料として配当金をいただく」といったスタンスを持っている人もいます。

iPhoneを持っている人はApple株を買いますが、マルボロを吸っていない人がフィリップモリス株を買っているのは、なかなか面白い現象だと思います。

シーゲル二郎はこの点を矛盾だとは思っていません。投資の判断のうち、「自分が利用しているかどうか」なんてのは関係ないと思います。

少し古い話題ですが、「iPhoneユーザーなのにソニー株を買う」という行為そのものは別におかしいことではないと思います。(国内バイアス自体を避けることは大事だけど)

ただし、「〇〇ユーザーだから△△に投資する」「〇〇ユーザーが嫌いだからあえて△△に投資する」という考え自体が、自分の投資行動を正当化するものになってはいけません。

Amazonプライム会員だから」という理由が、Amazonに投資する理由になってはならないと思います。

長期保有をするモチベーションを高めるという、心理的なメリットはあると思いますが、それ以上を期待するのは危険です。

以上、個別株を持っていないインデックス投資家からのアドバイスでした。

参考記事「iPhone持ってない奴がAppleに投資していいのか?

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シーゲル二郎は禁煙者です

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