季節のアノマリー

シーゲル二郎です。

ジェレミー・シーゲル氏の著書、「株式投資第4版」では、季節のアノマリーというユニークな項目があります。

アノマリーとは、常識や原則では証明できない不思議な事象のことです。株式市場におけるアノマリーとしては、小型株効果などが有名です。

季節のアノマリーは、投資する時期によってリターンが全く違う現象のことです。

最も有名なものとしては、「1月効果」があります。1月は、米国小型株にとって特別な月です。

1925~2006年において、S&P500銘柄の1月中平均リターンは1.57%であったことに対し、小型株は6.07%と、素晴らしいリターンを生みました。

上記の期間のうち、1月に大型株が小型株を上回ったのはたったの16年しかなく、その場合も大きな差はありませんでした。

このアノマリーを生かすためには、12月最終取引日の午後に小型株を購入し、1月最初の取引日に売却すればOKです。これだけで簡単にお小遣い稼ぎができてしまいます。

1月効果は米国だけではなく、日本でも確認できたそうです。

この1月効果が起きる原因は、課税制度に関係があると推測されています。12月には節税目的の売却が起きるため、小型株が売られやすくなります。

この1月効果は米国で所得税が導入された1913年以前には見られなかったので、かなり関係がありそうです。

その一方で、日本で売却課税がなかった時代にも1月効果が確認されるなどの矛盾もあります。

その他の説としては、年末はボーナス収入が入るので、小型株の保有比率が高い個別投資家の注文が増えるといった説が有力です。

ですが、この現象が広く知られることにより、1990年以降はあまり差がなくなってきたようです。

ですが、現在でもある程度存在するアノマリーであり、謎は深まるばかりです。

逆に、9月は株式投資に取って最悪の月です。NYダウの1885年以降リターンでは、月別で唯一マイナスリターンだったのが9月です。

こちらの理論としては、ちょうど夏休みの時期なので、出費を賄うために株が売却されるのだという説が有力です。

短期投資家であれば、これらのアノマリーをフル活用して投資することも考えられます。ですが、長期投資家であれば、基本的にバイ&ホールドでいいので関係ありません…とはいえません。

上記アノマリーを長期投資で活かすなら、9月に買って1月に買わないようにすればいいです。

特に積立投資をしている人などは、給料日を引き落とし日に設定している人も多いはずです。また、ボーナス日には多めに積立する人もいるでしょう。

上記のアノマリーが存在するなら、他の投資家が投資するタイミングで投資するのは良くないということになります。

例えば日本株を売買する人の多くは日本人です。(海外市場に比べれば)

日本人の給料日で一番多いのは25日だそうです。そのため、25日を積み立て日にしている人は多いはずです。ということは、25日には買いが集まり需要が高まるということです。

であれば、裏をかいて24日に積み立てをすれば、25日の上昇の恩恵を受けられるかもしれません。

ですが、これがもし流行すればさらに裏をかいて23日に…という無限ループが発生します(笑)

これはシーゲル二郎がテキトーに考えた戦略ですが、もしかしたら25日に積み立てるよりわずかながら高リターンになる可能性はあります。

ですが、非合理なアノマリーは徐々に消えていくと考えたほうがいいです。ですが、今も確実に市場に存在しています。

アノマリーを活かす必要はないですが、アノマリーで損をするのは避けたいです。

シーゲル二郎は、積み立て日が指定できるなら、給料日やボーナスなどのイベントから遠い日にちにするべきだと思います。

上記アノマリーの影響を受けないためには、可能な限り細かく積み立てをすれば回避できます。シーゲル二郎は現在、毎週水曜日を積み立て日にしています。

なぜ水曜日なのかは、明日の朝の記事で詳しく説明します。

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