時価総額インデックスの気になる点

貧乏人のシーゲル二郎です。

今回もまた時価総額インデックスの考察です。もう飽きた人は見なくてもいいですよ(笑)

このブログでは、凄まじい時価総額インデックスのべた褒めと批判が両立しており、ある意味中立な目線で分析することができています(適当)

今回の気になる点は、高配当企業と無配当企業の構成バランスについてです。

もし仮に株式のリターンが同じだとすると、高配当株よりも無配当企業株のほうが上昇幅は大きいです。すなわち、時価総額も大きくなっていくということです。そのため、時価総額基準で保有する場合、少し気になった点があったので紹介します。

仮に、次の2つの株があったとしましょう。

高配当株式会社 無配当株式会社
時価総額 100万ドル 100万ドル
株価成長率 毎年0% 毎年10%
配当金 毎年10% 毎年0%

 

要するに高配当株式会社は、毎年配当利回り10%だけど、株価は上昇しない株で、無配当株式会社は、毎年配当利回り0%だけど株価が10%ずつ上昇するよという株です。

税金を考慮しなければ、両方ともトータルリターンは10%で、まったく同じです。

この2社の時価総額が全く同じと仮定して、時価総額基準でポートフォリオを組んでみました。

もちろん最初は半分半分です。それぞれ100だと考えて、配当金再投資をしてみました。

 

 

無配当株式会社 高配当株式会社
1年目 100 100
2年目 105 115
3年目 106 127
4年目 107 140
5年目 108 154
6年目 109 169
7年目 110 186
8年目 111 205
9年目 112 225
10年目 114  248 

10年間を比較したグラフです。

1年目は100ずつで、2年目は配当金を時価総額で分けたので配当金再投資で5ずつ増えました。この調子で10年間再投資を続けたら、2社の保有割合が大きく変わってしまいました。

なぜなら、高配当株式会社の時価総額は一切増えないので、割合が低くなっていくうえに、再投資される配当金もどんどん減っていくからです。

 

 

無配当株式会社のウェイトが大きな割合になってしまいました。2つの株式は同じリターンなのに、割合が変わるのは合理的ではありません。

これを解消するには、配当金は配当元の会社にしか投資しないようにするしかありません。このケースだと、高配当株式会社から生み出される配当金はすべて高配当株式会社自身に再投資すれば、ウェイトは50%ずつから動くことはありません。

しかし、この方法は市場の需要と供給のバランスを崩してしまうため、現実的ではありません。

もしこの理想が実現できるなら、今頃S&P500の中でフィリップモリス(PM)がとんでもない割合を占めていることになります。配当金を含めたトータルリターンが高い企業のウェイトがそのまま高くなるという状況になります。

これを逆に考えると、リバランスを積極的に行うバランスファンドや、等金額インデックスは、相対的に高配当銘柄が高いウェイトになりやすいことにもあつながります。

高配当企業は、無配当企業よりも時価総額が大きくなる可能性が低いですからね。リバランスにより無配当株→高配当株に資金が流れやすいです。

この事実が意味するところは不明ですが、将来のリターンにどのように影響するのでしょうか。高卒シーゲル二郎の頭では分かりませんでしたが、どなたか頭のいいひと教えてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。