インデックス投資の短所
シーゲル二郎です。
前回はインデックス投資の長所をべた褒めしていましたが、今回は短所について解説していきます。
まず、インデックス投資は、必ず平均点しかとることができません。世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏のように投資で大金持ちになることはできません。
株式投資のリターンは、歴史的に年7%になっているので、楽観的に見積もって10年で2倍になることが期待できますが、あなたはそのリターンで満足できるでしょうか。
また、バブルが発生し、明らかに割高な株価だと思っていても、インデックス投資は常に現在の株価が正しいという前提なので、バブル崩壊や、金融危機などをすべてもろに受けることになります。
精神的な面としては、面白みに欠けます。すべての銘柄を保有しているので、企業の発明や不祥事があったとしても自分への影響は微々たるものです。
株式を保有することで会社のオーナーになっているんだという自覚も薄れていくことでしょう。基本的には、コツコツ積み立てていくことが多いので、普段の株価の上げ下げも気になりにくいです。
他にも、インデックス投資家は、他の投資家たちが必死になって分析して弾き出した株価をそのまま利用している「コバンザメ」にすぎません。
つまり、「勉強していないのに平均点を取ろうとするのはけしからん」ということです。
こうしてみると、実質の欠点は、平均点以上のリターンを取ることができないくらいしかありません。インデックス投資とは、夢を見ることはできないが、非常に堅実的な投資といえます。
夢を追いかけると痛い目を見るのは、人生も株式投資も同じです。
ちなみにシーゲル二郎は夢を見たいので、厳密なインデックス投資はしていません。(笑)