インデックス投資の長所

シーゲル二郎です。

前回では、インデックス投資とは何かということを説明しました。今回は、インデックス投資の長所を中心に説明していきます。

おさらいすると、インデックス投資とは、かんたんに平均点を取ることができ、その平均点もこれからどんどん伸びていくことが期待できるという戦略です。

インデックス投資は、平均点を取ることができるといいましたが、厳密には平均点を少し下回ります。なぜなら、株式の売買に伴う手数料や税金が引かれてしまうからです。

しかし、反対のアクティブ投資家に比べても、インデックス投資は、その費用が少ない傾向にあります。

なぜなら、インデックス投資は、そもそも市場に存在する銘柄すべてを保有するため、株式の売買は、その市場から銘柄が増えたり減ったりしない限りあり得ないからです。

そのため、売買手数料や税金も非常に安く済ませることが可能です。

また、一度の投資資金が少ない投資家は、必然的に投資信託やETFなどを使うことになり、誰かに運用をお願いしなければなりません。その場合、運用先に信託報酬として手数料を払わなければなりません。

インデックス投資の場合、頻繁に売買をせず、銘柄の分析もしないので、信託報酬も非常に安く抑えることができます。

インデックス投資の反対はアクティブ投資ですが、銘柄をじっくり分析して、安い株を買って高い株を売るため、銘柄分析にかかるコストや、売買に伴う税金や手数料も多くかかります。

高いコストを払ったとしても、平均を超える成績を挙げるとは限りません。(だってみんなが平均を超えることはできないのですから)

長期投資では、小さなコストの積み重ねが大きいです。そのため、アクティブ投資は、インデックス投資に比べ非常に不利な条件になっています。

その結果、長期間にわたってインデックスファンドに勝ち続けるアクティブファンドは、非常に少ないです。

アメリカの場合ですが、15年間でのリターンで計算した場合、アクティブファンドの90%以上がインデックスファンドに勝てなかったという結果もあります。

つまり、インデックス投資は、平均点どころか、上位10%になる可能性もあるということです。また、我々のような若者投資家の場合、15年どころか30年40年を見据えていますから、ほんのわずかなコストの差が大きな差を生むことを心得なければなりません。

次回では、短所について説明します。

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