HISがビットコイン決済を導入!

シーゲル二郎です。

旅行代理店のHISが、試験的にビットコインでの支払いを導入することがニュースになりました。

外部リンク「日本経済新聞

HISは、旅行代理店大手で、今年6月時点ではJCBを抜いて最大手に君臨しました。HISは、首都圏内38店舗で支払い方法にビットコインを選択できるようにしました。

一度の決済額の上限は、200万円相当までです。現在1ビットコイン≒約40万円くらいなので、5ビットコインあれば200万円分の旅行まで支払いができるということになりますね。

シーゲル二郎は分かりやすくするように約40万円というアバウトな数字にしていますが、仮想通貨トレーダーにしては許せない表現でしょうね。(ボルトのタイムを約10秒という感じですかね)

長期投資家には細かい計算なんて必要ないのでこのまま説明していきます。

ビットコインは、いわゆる仮想通貨でシェア1位で、少し前までは8割くらい占めていましたが、今は半分以下になっています。しかし、ビットコインの評価額は上昇中なので、第2第3の勢力が急成長しています。

早い話、仮想通貨自体が超急成長産業といえます。また、「国家に縛られない決済手段」という夢のあるシステム(笑)なので、多くの投資家が手を出している領域でもあります。

少し古いですがビットコインのチャートです。一度バブルがはじけていますが、現在は順調に成長しています。現在(20179/21)は5,000ドルを超えており、このグラフで収まり切りません。成長スピードが速すぎてまともなチャートを見つけることができませんでした。

一番右端から10倍以上になっていると考えるといかに異常なスピードで成長しているかが分かります。

これだけ成長しているにも関わらず、仮想通貨№2の「イーサリアム」にシェアで追い抜かれそうなのですから、凄まじいカオスになっています。

この現状を知って、仮想通貨に投資していなかったことを悔いる人がいますが、仮想通貨が今後も上がり続けるというデータはなく、長期データが取れたころには我々は生きていないでしょう(笑)

宝くじに当たった人たちを羨ましがるのは一瞬だけでいいです。我々は株式の年利7%で満足しましょう。

話をHISに戻します。決済をビットコインでもするという試みがうまくいけば、国内の旅行代理店がこぞって導入するでしょう。日本人らしいですね(笑)

ここで注目するべきなのは、「ビットコイン」の将来性です。頭の固い日本の大手企業が決済に使うということは、それだけ仮想通貨が注目を浴びているということでもあります。(現時点で浴びすぎですが)

実際問題、仮想通貨の時価総額はとんでもない勢いで膨らんでいます。「10年後には50,000ドルになる」という楽観的な予想もあり、人類の夢と期待を載せて膨らんでいます。

シーゲル二郎はもちろん懐疑的ですが、本当にそうなることも十分あり得ると思います。長期投資家は、仮想通貨というイケてる通貨が膨らもうが破裂しようが関係ありません。

長期投資家は、過去の実績をもとに株式や債券に投資をしているはずです。

参考文献「株式投資の未来」

我々が信じるのは、株式と債券の長期リターンのみです。歴史の浅いビットコインは、投資対象ではありません。また、シーゲル氏の教えを守れば、これだけ話題になり期待されているビットコインに投資するなんて発想にはならないでしょう。

万が一ビットコインなどの仮想通貨に投機するタイミングがあれば、「誰もが仮想通貨を見捨てたとき」しかありません。

ただし、その場合でもバイ&ホールドなんて馬鹿なことはできませんから、リスクを取ってうまく売り抜けたとしても一時的なお小遣い稼ぎしかできないでしょう。

いつの時代でも、大儲けした人の話は投資家にとって毒です。シーゲル派は、仮想通貨が今後成功しようが失敗しようが、視界にいれず昔ながらの手法を愚直に続けるだけです。

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