ハイテク銘柄総崩れ!時代は生活必需品セクターか?

つみたて次郎です。

突然ですが、一昨日25日の米国株式市場が地獄絵図になりました。

出典「finviz

特に、大型ハイテク銘柄の下げ幅が大きく、FANGの一角であるネットフリックス(NFLX)は6%以上の大暴落となりました。

その一方、プロクター&ギャンブル(PG)ウォルマート(WMT)等の生活必需品セクターや、電力会社が中心の公共事業セクターなどのディフェンシブ株はプラスになっています。

市場が暴落した要因としては、米国が中国資本25%以上の企業による「産業上重要な技術を保有する企業」の買収を禁止することを検討していることや、EUによる報復関税の影響などがあります。

また、二輪車メーカーのハーレーダビットソン(HOG)は、EUへ輸出する際の関税が6%→31%になることを考慮し、生産拠点の一部を米国外に移す計画を発表しました。

製造業の空洞化を阻止したいトランプ大統領からは批判の声が上がり、株価も6%近く下落しています。

まとめれば、中国やEUなど海外との関係悪化が懸念で株価も下落したような状態です。

しかし大型ハイテク株は、製造業と違い貿易摩擦による影響は軽微ですし、中国企業のハイテク企業買収制限はむしろ追い風にすらなりそうな材料です。

生活必需品や公共事業が上昇しているのも、少し不思議な状況です。

先日、ディフェンシブ株でシーゲル銘柄の代表ともいえるフィリップモリス・インターナショナル(PM)が大幅暴落したことにより、ディフェンシブ株全体に対する不信感が生まれていましたが、今回はボラティリティを抑える役目を果たせたようです。(なおPM自体はマイナスという結果に)

最近では、急激にハイテク銘柄等のグロース株への注目が高まっていましたが、今後ハイテク銘柄の暴落が続くようであれば、掌を反す人が多数出てきそうです。

いずれにせよ、たかが数日の動向で変わる評価そのものには興味がありませんが、そのような短期動向で動く投資家がいるということについては興味深く見守っていきたいと思います。

特にバイアンドホールド型の投資家であれば、6%の暴落など蚊に刺された程度の話でしかないはずなのだから。

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ハイテク次郎

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