W.W.グレインジャー(GWW)分析

シーゲル二郎です。

今回はW.W.グレインジャー(GWW)を分析しています。

工具などのネット販売が中心の企業です。

 

連続増配…45年

S&P格付…AA-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

名前を打つのがメンドウです。ネーミングも戦隊モノみたいで変ですね。

工具類などのネット販売をしている会社です。ホームセンターのネット通販版のような感じでしょうか。

本家アメリカのカタログはこんな感じです。

外部リンク「w.w.Grainger 一般向けカタログ

また、日本でも「モノタロウ」という名前で事業展開しています。CMが特徴的ですよね。

 

外部リンク「モノタロウ

サイトを見ればなんとなくイメージがつくと思います。米国の本家もこんなかんじなのでしょうかね。

全体的に見ると、工具類なので種類が細かく、全体的に単価が単価が多いですね。

ちなみに一番高かったのはこれでした。翌々日届くそうです(笑)

 

ネット通販というとアマゾンの脅威がありますが、これらの工具類は単価が高く大型の商品が多いです。また、消耗品類は豊富な種類があるため、専門性が求められる分野です。

そのため、アマゾンのような幅広い顧客のためというよりは、比較的対象を絞ったビジネスだと思います。

もちろんアマゾンに喰われてしまう部分はあると思いますが、他ネット通販に比べれば被害は少ないし、共存できると思います。

 

海外展開もバッチシかと思いきやこんな結果です。やはりネット通販はアマゾン張りに巨大化しないと海外展開は難しいのでしょうか。

とはいえ、アメリカは広大な土地にバカみたいでかい家を建てるので、日曜大工の需要は非常に高いです。そのため、ホームセンター業界が日本と段違いに成長しています。

もちろんインターネット上のホームセンターであるW.W.グレインジャーにとっても追い風です。

 

小売業なので薄利多売です。純利益は横ばいですが、安定感は抜群です。

 

営業CFマージンは7~10%ほどで、高いとはいえません。また、ネット通販とはいえ設備投資は多少必要なようです。全体的には営業CFもフリーCFも緩やかに右肩上がりで美しいです。

 

2016円は利益が減少していますが、2017年及び2018年予想は増収増益なので問題ないでしょう。配当性向も50%を切っており安心できます。

 

自己資本比率の減少は自社株買いの影響のようです。ここ2年で60%から30%近くまで減少しています。しかし、ROEがあまり伸びていないので、来年度以降の数字に注意が必要です。

 

現時点情報(2017/8/25)

株価…158.33ドル
PER…18.22倍
配当利回り…3.23%
連続増配…45年

急降下中です。逆張り投資家はどうぞ。

安定的な事業内容であり、配当性向も50%を切っており連続増配も問題ないでしょう。割安な水準だと思います。

関係ないですが、ジェニュイン・パーツ(GPC)とPER、配当利回りがほぼ同じで、セクターも一緒なので比べたくなってしまいます。

こちらはネット通販であり、より先進的であるといえます。営業CFも、GPCが5~7%、GWWが7~10%なので、イメージ通りこちらのほうが収益性は優れています。

しかし、両方とも消耗品よりは耐久消費財を扱うビジネスであり、景気によって売上が変動しがちなところは要注意です。しかし、2社とも安定してフリーキャッシュフローを生み出せているので、あまり心配は必要ないと思います。

小売業・卸売業・ネット通販はどうしても頭にアマゾンが思い浮かんでしまいますが、事業の成長とリターンは関係ありません。むしろ逆相関といったほうがより正確です。

そのため、長期投資家はアマゾンのような絶対に高成長する企業に投資してはなりません。我々が探すべきは、アマゾンに勝てないけど負けない企業です。

このW.W.グレインジャーもその隙間に入れそうなちょうどいい強さの貴族ではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。