SBI・新興国株式インデックス・ファンド(旧:EXE-iつみたて新興国株式) 分析

つみたて次郎です。

今回は、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」を分析していきます。

※2018年9月5日より、名称が変更されています。旧名は「EXE-iつみたて新興国株式ファンド」です。

当ブログでは、バンガードのETFをひたすら買い付ける「楽天・バンガード・ファンド」をオススメしていますが、その対抗馬といえる商品です。

SBI・新興国株式インデックス・ファンド(以下:SBI新興国株)の投資対象は、新興国株式にまとめて投資する内容です。若干違いはありますが、バンガードのVWOが近い商品になります。

楽天では、「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」が競合商品となります。投資先が似ているので、信託報酬を含む総合的なコストが勝負のカギとなります。

こちらのSBI新興国株は、運用会社がSBIアセットマネジメント株式会社なっています。2大ネット証券ともいえる、SBI証券VS楽天証券のガチンコ対決ともいえます。

そんなSBIが用意したこの商品も、楽天と同じくマザーファンドを海外ETFで代用する、ファンズ・オブ・ETFともいえる商品になっています。

マザーファンドの投資先は海外ETFとなっていて、楽天と仕組みは一緒です。

買付するETFは、「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF」となっています。ETFのブランドとしてはバンガード・スパイダー・iシェアーズの3社が圧倒的ですが、最近注目を浴びているのが、「チャールズ・シュワブ証券」が運用するシュワブの名前が付くETFです。

後発で総資産額は少ないですが、大手よりもさらに低い信託報酬を武器に勝負をしている最中です。

ETFに対する信託報酬は0.13%となっており、楽天が買付しているVWOの0.14%を切っています。

楽天と比較すると次の通りです。

種類 ETF信託報酬 その他信託報酬 合計
楽天新興国株 0.14% 0.1296% 0.2696%
SBI新興国株 0.13% 0.0648% 0.1948%

 

SBIの本気がうかがえます。昨日紹介した「EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド 」も低コストでしたが、それ以上の素晴らしさです。

全世界株式での比較の時は、ETF側の信託報酬の差が大きかったので普通でしたが、こちらはETFの信託報酬はあまり変わりませんが、運用会社等の取り分が半分になっています。

これは儲け半分で売り出すことに等しく、利益度外視といっていいほどの出血大サービスです。本当にこれで利益出るんでしょうか?

違いとしては、SBIのほうは「FTSE・エマージング・インデックスに連動するので、小型株が含まれていません。

分散という意味では楽天に分がありますが、信託報酬を考えるとSBIのほうが好みです。SBIの全世界株式では3つのETFを使って運用しますが、こちらはETF1つだけなので、運用難易度という意味でも平等です。

ただし、投資元ETFの純資産総額には大きな差があるので、選ぶ際にはチェックしておきたいですね。

※2019年1月20日追記…第1回運用報告書が発表されました。

参考記事…SBIインデックスファンド(全世界株・先進国株・新興国株)の第1回運用報告書から実質コストを計算してみる

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SBI次郎

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