バフェット太郎10種を斬る!

シーゲル二郎です。

画像で吊られた人もいるかとおもいますが、初めに注意事項です。

この記事は、バフェット太郎氏の投資方法を批判するものではありません。

バフェット太郎氏の投資方法には感心していますし、むしろ素晴らしさについて語ります。

ニセモノがオリジナルを語るなんておごましい!」と思う方はウィンドウを閉じてください(笑)

では本題に入ります。バフェット太郎10種と呼ばれる大型バリュー株10銘柄に均等に投資するのが彼のスタイルです。

投資資金は毎月50万ほどあるようで、シーゲル二郎の約10倍です(泣)

購入するタイミングで、最も評価額が低い銘柄に50万円すべて投資するルールを決めているため、全て同じくらいの保有割合になっています。

出典「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ

ティッカー 会社名 セクター
WMT ウォルマート 生活必需品
KO コカ・コーラ 生活必需品
MO アルトリア 生活必需品
PM フィリップモリス 生活必需品
PG P&G 生活必需品
JNJ ジョンソン&ジョンソン ヘルスケア
VZ ベライゾン 電気通信
IBM IBM 情報技術
MCD マクドナルド 一般消費財
XOM エクソンモービル エネルギー

 

選ばれている銘柄の半分は生活必需品セクターになっております。その他銘柄も、セクター内では不況に強い銘柄が選ばれており、ディフェンシブ性が高いものがほとんどです。

これらの企業は、深い堀(=ワイドモート)を築いている消費者独占企業ばかりで、並大抵のことでは倒れないタフな銘柄ばかりです。ほとんどが連続増配歴の長い配当貴族銘柄になっています。

これらの銘柄のうち構成比率が一番低いものに50万ずつ投資するので、一番下がっているもの(又は一番上がっていないもの)に機械的に投資でき、感情に左右されず逆張り投資できるようになっています。

バフェット太郎氏がこの個別株均等分散するのは、分かりやすさという部分もあると思いますが、それ以上に「感情に左右されない」という部分だと思います。

バフェット太郎氏の投資方法は、確かに思考停止かもしれませんが、市場を深読みして損する可能性も考えての決断だと思っています。

シーゲル二郎的には、銘柄数が10というのはなかなかの集中投資だと思っていますが、分散投資の究極であるインデックス投資と共通している部分があります。

それは、「自分で選ばない」という点です。

バフェット太郎氏がバイアンドホールドを推奨することや、自分の分析による銘柄選定をしないのもそのためだと思います。

バフェット太郎10種の銘柄も特にこだわって選んだものではないようです。コカ・コーラじゃなくてペプシコでもいいという話もありました。

超優良企業の株が低迷している時に買うことができれば、長期で市場平均を超えることができるというのがバフェット太郎氏の最終的な結論だと思います。

上記の考えであれば、あらかじめ決めておいた銘柄が冴えない時に機械的に買うことになるバフェット太郎氏の投資方法は最適解の1つだといえます。

 

 

ですが、買い増しする銘柄を機械的に行うことで発生するリスクもあります。

バフェット太郎10種の戦略は、ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来」で出てきたS&Pコア10種が基本となっています。

ここまで読んでいる人で勘違いしている人はいないと思いますが、バフェット太郎氏はバフェット流の投資家というよりはシーゲル流の投資家です。つまりバフェット太郎氏はシーゲル派なのです。検索されやすいためバフェットにしています(笑)

S&P10種とS&Pコア10種という2つの戦略が著書では記されています。

S&P10種はS&P100に採用される米国の超大型株100種類のうち、最も配当利回りの高い銘柄10種類に投資して、年度ごとに入れ替える投資方法です。「ダウの犬」のS&P100バージョンです。

その一方、S&Pコア10種は、配当利回りの高さ以外に、過去15年間に減配のないという条件を満たす中から10種類を選んで投資する方法です。

この2種類の投資方法は、長期間で市場平均を大幅に上回った実績があります。

1957年~2003年における年平均リターン(参考文献:株式投資の未来)

 投資方法 リターン
S&P10種 15.69%
S&Pコア10種 15.68%
S&P500 11.18%

 

どちらの場合も、市場平均であるS&P500を大幅に超えています。通常とコアの違いがほぼないというのは非常に興味深いですが、後日の記事でまとめるので無視します。

バフェット太郎氏は基本的に銘柄を入れ替えません。売買に伴う費用や税金を抑えれば、さらになるリターンが望めると思っているからです。

上記戦略の場合、値上がりや減配等により配当利回りが下がった場合、ポートフォリオから外れます。しかし、バフェット太郎氏は減配したとしても入れ替えるつもりはないという内容をブログで書いていたような気がします。

優良企業であれば、簡単に堀が崩れることはないと信じているからできる戦略になります。ですが、S&P10種やコア10種には、配当利回りが低下した企業を除くことで、割高になった企業や業績不振になった企業を取り除けるという大きなメリットがあります。

バフェット太郎10種の場合、前者の部分はあまり問題ではないですが、後者の部分は大きな問題です。もし本当に機械的に投資をしていくなら、業績が悪化して倒産するような企業にも投資してしまう危険性もあるからです。

バフェット太郎氏の現在の総資産額は約5,000万円もあり、こちらはシーゲル二郎の10倍よりはるかに上です(笑)

単純計算で1銘柄当たり500万円分保有していることになります。仮にどれかの銘柄が個別の理由で大暴落して半額になった場合、250万円になります。投資金額は毎月50万円なので、他の値動きが少なければ単純に5ヵ月連続で同じ銘柄に投資することになります。

うまく反発すれば大きな利益ですが、倒産してしまう可能性もないとは言い切れません。あくまで現時点なので、今後バフェット太郎氏の資産額が増えていくほど、単一銘柄への連続投資が10ヶ月にも20ヵ月にもなることがあるかもしれません。

もしどれか1銘柄が倒産して紙屑になってしまった場合、単純に総資産の1割を失うことになり、長期投資では大きな損失です。

倒産するまでが長引くほど、追加投資の大部分がポンコツに向けられていくので、大きなダメージになります。

縁起でもない話ですが、シーゲル二郎が一番気になるのはバフェット太郎10種の企業が本当に倒産の危機に陥って無配転落になった際に、どのような行動をとるのかという部分です。

S&Pコア10種をヒントにしているなら、減配しない強い銘柄への投資が報われることも当然理解しています。一時的な減配どころか永続的な事業優位性が失われて無配転落するような非常事態が発生した時、均等分散投資を続行するのか、それとも柔軟に入れ替えをするのかに注目です。

このときの判断こそが、我々がバフェット太郎氏から学べる一番大きな教訓になると思っています。

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バフェット太郎10種を斬る!” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 匿名 より:

    バフェット太郎氏が本当に毎月50万円入金しているなら
    制菌も考えると軽く年収1500万円くらいは超えているはずですから
    経済的な余裕が一般人とはかなり違うんじゃないかなといつも思ってます。
    それだけ本業で収入があれば多少暴落しても平気でしょうね。

  2. シーゲル二郎 より:

    本業は謎に包まれていますよね。ブログ収入もさすがに50万まではいかないでしょうし。
    シーゲル二郎は貧乏ですが、暴落も恐れず投資していきたいです。

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