ブランドとは何か①

シーゲル二郎です。

ブラントとは一体何でしょうか。ルイヴィトンとか、ベンツなどが一般的なイメージかと思います。

しかし、米国のブランド力ランキングの上位を見ると、少しジャンルが違います。上位にはいつもコカ・コーラ(KO)がランクインしており、数年前まではずっと1位でした。

たかが百円前後のの砂糖水のどこにブランド力があるのでしょうか。ブランドと聞くと、高級で質がよく、みんなに自慢できるようなものに思えます。コカ・コーラは、泣くほどうまいわけでもなく、誰にも自慢できません。

しかし、コカ・コーラには、圧倒的なブランド力があるのです。まず、赤いラベルを見ただけで、世界中の人がコカ・コーラであると認識できます。驚くことに、世界中の人が認識できる最も有名な言葉は、「hello」であり、2番目は「Coca-Cola」だなんて逸話もあります。また、コカ・コーラは、炭酸飲料で圧倒的なシェアを誇っており、市場の価格を支配しています。自動販売機がべらぼうに高いのも、コカ・コーラ社のせいです。

スーパーなどでは、500mlのペットボトルと、2ℓのペットボトルが売っていますが、量に対しての値段設定がおかしいと思ったことはないでしょうか。値段を少し足すだけで、量が何倍にもなるのはおかしいとシーゲル二郎は子供の時からずっと思っています。(輸送にお金がかかるからだといわれていますが、他の単価が安くて重い商品はどう説明するのでしょうか。)

早い話ぼったくり料金で売っているということです。他のメーカーもコカ・コーラ社の値段に追随しているので、この値段はしばらく崩れないでしょう。

コカ・コーラはおいしいということはみんな当然知っているので、圧倒的な知名度と実力を併せ持つ商品は、殿様商売が可能ということです。スーパーではプライベートブランドのめっちゃ安いコーラが売っていますが、あまり買う人を見たことはありません。多くの消費者にとっては、コーラはコカ・コーラかペプシしか存在していないんです。

また、コカ・コーラは、アメリカの本社では原液の製造と宣伝しかしていないので、とんでもない高収益を維持することができます。

これが、圧倒的ブランドの力です。コカ・コーラの場合は、圧倒的知名度とシェアの高さが利益を生み出しているケースといえます。次回に続きます。

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