アボット・ラボラトリーズ(ABT)分析

シーゲル二郎です。

今回は、アボット・ラボラトリーズ(ABT)を分析していきます。

幅広く商品展開しているヘルスケアセクターの企業です。

 

 

連続増配…44年

S&P格付…BBB

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

格付はBBBと投資適格級ギリギリです。連続増配年数は44年と長く、医療品を中心とした事業なので、安定性は高いです。

まず、企業理念が素晴らしいので、ホームページから一部拝借しました。

 

出典「Abbott Laboratories

シーゲル二郎が企業に求めることがすべて書いてあります。事業の多角化による安定性、海外売上による地域や通貨分散などの要素が盛り込まれており、まさに世界を支配する多国籍企業です。

 

excellent!と言わざるを得ません。特に新興国での展開に力を入れており、通貨分散もしっかりできています。

 

事業内容は、次の4つが柱です。

非常に幅広く展開しています。

 

出典「Abbott Laboratories

栄養補助食品は、サプリメントから、カ〇リーメイトやヤク〇トみたいなものまで幅広いラインナップがあるようです。

また、ジェネリック医薬品は、レポートではエスタブリッシュ医薬品(後発医薬品)となっていたのを訳しました。

特許が切れた薬なので、アボット・ラボラトリーズ社で開発したものではない医薬品ということになります。

9/29事業別内訳のうち、ジェネリック医薬品→エスタブリッシュ医薬品に差し替えました。

エスタブリッシュ医薬品は、特許期間が満了した先発医薬品(長期収載品)と後発医薬品(ジェネリック)が含まれています。どちらの場合も、実績のある薬が長期的に使われるので、事業としては安定的です。

もともとは、新薬開発も行っていたのですが、2013年に大きな事業改革があり、新薬開発部門を丸々分社化してしまいました。

新薬部門は「アッヴィ(ABBV)」という社名で再スタートし、残りが「アボット・ラボラトリーズ(ABT)」としてそのまま残りました。

もともとは抗リウマチ薬である「ヒュミラ」という大成功した新薬を保有していましたが、アッヴィとして分社化したので、今は関係なくなりました。

分社化といっても、残ったアボット・ラボラトリーズの時価総額が現在約8.5兆円、分離されたアッヴィの時価総額が現在約11.5兆円なので、半分以上を切り離したということになります。

新薬開発は、莫大な研究開発費と失敗のリスクを抱えるので、比較的安定した事業を残したともいえます。

 

分社化したのは2013年ですが、会計上は2011年からになっているようです。売上が大きく落ち込んでいます。

また、

2016年には医療機器メーカーで血管部門に強い「セント・ジュード・メディカル」を買収したため、今後は売上と純利益の増加が見込まれています。

 

こちらはわかりやすくアッヴィを分社化した2013年からがくんと下がっています。その後は横ばいで安定しています。

 

汚いグラフですね。喝をいれざるをえません。

早く落ち着いてほしいですね。

 

ROE下がりまくりで同じく汚いです。少し不安になってしまいますが、今後の純利益は回復する見通しなので、今後は改善していくでしょう。

あくまで見通しですよ。

 

現時点情報(2017/8/23)

株価…49.71ドル
PER…76.33倍
配当利回り…2.13%
連続増配…44年

2013年の断崖絶壁はアッヴィの分社化の時です。

PERはグロース株かと思うくらいの数字ですが、事業編成のいざこざなので気にしないでください。

各指数が悪い割には、あまり株価が下がっておらず、配当利回りも2%強しかありません。

難しいタイミングになりそうです。

 

幅広い事業展開、高い新興国での売上比率、新薬開発を分社化したなど、シーゲル二郎の心をくすぐる内容ばかりで、非常に素晴らしいです。

その反面、格付けはBBBだし、グラフはきったねぇし、配当利回り低いしで、各種数字は非常に悪いです。

俺頭わりぃからよくわかんねぇけど、米国配当貴族指数の中で保有する分には十分すぎますね。

アボット・ラボラトリーズ(ABT)分析” に対して 2 件のコメントがあります

  1. taromamet より:

    エスタブリッシュ医薬品は長期収載品のことであり、後発品とは異なります。

  2. シーゲル二郎 より:

    修正しました。ご指摘ありがとうございます。

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